平成30年1月に発刊された『天真爛漫』61号に掲載された『空と海と雪』について、詳しく紹介していきます(2回目)。
『空と海と雪』は本会主力の小説家である「紺藤良古」が著作したものです。前回も紹介したとおり59号掲載の『漆黒の花輪』と世界観を同一としています。その『漆黒の花輪』同様の展開で、謎の少女が現れ事件を紐解いていきます。
45号掲載の『死送花-yuri-』から続くこのシリーズでは「謎の黒き少女」が常にキーマンで登場していますが、52号53号で掲載された作品では双子の姉が登場しています。
45号『死送花-yuri-』⇒「謎の黒き少女」が単独で登場
52号『神楽伝奇譚』⇒「謎の黒き少女」は姉と共に登場
53号『神楽伝少抄』⇒「謎の黒き少女」は姉と共に登場
59号『漆黒の花輪』⇒「謎の黒き少女」が単独で登場
61号『空と海と雪』⇒「謎の黒き少女」が単独で登場
まとめると以上のようになります。
さらに、双子の姉は話中でかなり重要な役割を果たします。姉の名前は上記タイトルにも表されている「神楽(かぐら)」です。そしてタイトルからも想像できるとおり主役として登場します。今号の『空と海と雪』等のようにピンでの活躍よりも、むしろ姉とのセットの方が常在的のように描かれています。
今号までの内容では、姉妹の関係性や生活様態が詳しくは分からないのですが、背景には何やら大きな謎や事件が隠れているようにも読み解けます。
次回も『空と海と雪』について語ります。
0 件のコメント:
コメントを投稿