2012年9月28日金曜日

絵里のお話(12)

前の記事に引き続き、絵里の話です。
今回は、絵里の通う高校の夏服のデザインについてです。
56号発表の話では、舞台は夏から秋にかけての模様です。
絵里の学校では、夏季の間は当然のごとく、夏服が義務づけされます。
前回の『偉大なる哲学者達は笑顔を絶やさない~ずっと其処に居たい僕たち』では、季節が冬から初夏にかけてのため、シータ(θ)さんの挿絵は全て冬物で描かれました。
そのため作者の紺藤さんから「夏服のデザインを」というリクエストがありました。
ここで紹介するのは、シータ(θ)さんから上がってきたラフスケです。
制服に限らず、各デザインについては変更があっても構わないとの紺藤さんからの話でしたが、シータ(θ)さんは前デザインを踏襲する予定のようです。
まだラフスケで決定稿ではないので、発表される挿絵は異なるデザインとなるかもしれません。
10月末にはプレ版を新年会のお知らせとともに送付しますので、どうぞご期待下さい。

2012年9月22日土曜日

絵里のお話(11)


久しぶりに「絵里シリーズ」の記事です。
ついにというか、やっとなのですが続編を発表します。
前作「偉大なる哲学者は笑顔を絶やさない~ずっと其処にいたい僕たち~」の時間軸的には少し後の作品です。
発表は『天真爛漫』56号の予定です。
文著は前作同様に紺堂さんで、作品は既に推敲段階だとか。
カットも前作に続きシータ(θ)さんです。
シータさんからは、今回の作品に向けてのキャラデザのラフスケが届いていますので、ここで掲載しています。(主人公の若槻絵里とサブキャラの竹本桐江)
前作「偉大なる・・・」は主人公の内面的変化に主題がおかれましたが、今回は外的要因の大きな変化が主人公の成長を促す内容のようです。
プレ版を10月後半発送予定の「新年会のお知らせ」にのせてお送りする予定です。
どうぞご期待下さい。

『天真爛漫』56号の原稿の募集をおこなっています。
会員、非会員は問いません。
内容・形式もほぼフリーです。
要項について前の記事で掲載しています。
皆さんの投稿・寄稿をお待ちしています。

2012年9月15日土曜日

天真爛漫56号発刊予定

少し前の記事でも紹介しましたとおり、来年1月に『天真爛漫』56号を発刊します。
今年度より紙版『斬捨御免』の発刊がないため、原稿の募集がここでのみとなっています。
原稿の募集は随時行っていますが、56号に掲載を希望される分については、以下の通りの要項となります。
【〆切日】①絵原稿・・・データでの寄稿は10月30日まで、紙原稿での投稿は11月1日必着
②小説・随筆等の文章原稿・・・データでの寄稿は10月30日まで、原稿用紙等の生原稿での投稿は10月15日必着
③その他雑原稿は、お近くの役員さんへお問い合わせ下さい。
【提出様態】①絵原稿・・・データ形式はJpeg、Tiff、png、PDF等の一般的なものでお願いします。紙原稿の場合は、基本的にそのまま載せるので完成型で投稿して下さい。
②小説・随筆等の文章原稿・・・データ形式は、ワードもしくは一太郎に限定します。原稿用紙等の生原稿の場合、字については解読できる程度で書いて下さい。なお、生原稿での提出は、タイプ時の問い合わせや推敲や印字チェックの関係から、連絡を頻繁に入れるので、その旨注意してください。
③その他雑原稿は、とにかくB5版もしくはA4版に収めて下さい。端は見切れますので注意してください。
【寄稿・投稿にあたり】寄稿・投稿は、お近くの役員もしくはおーびー会のメルアドまでお願いします。掲載にあたり、最低でも一度は連絡入れますので、連絡先もお忘れなく。

会員、非会員関係なくオープンに原稿を募集します。
ここに載ってないことで問い合わせがある方は、お近くの役員もしくはおーびー会のメルアドまで連絡お願いします。
(上の絵は『天真爛漫』53号の表紙)

2012年9月7日金曜日

丹波鈴さんと小林はやきさん(2)

前回の記事では、『天真爛漫』54号で丹波鈴さんと小林はやきさんという、すばらしい2名の作家さんの作品を掲載できたことについて述べました。
今回はまず、丹波鈴さんのすばらしさについて書きます。
この号で丹波鈴さんから寄稿していただいた作品は「ヒーローは不敵に笑う」という短編でした。
時代設定は現代で、場所は身近な何処かの家庭。
日常的な会話や事件が起こり、これまた日常的な心情変化があり、ホントにどこかであっているような物語です。
きわめてリアルで、物語の本筋を適度な速さで展開させていきながら、事件の背景をまぶすようにして説明している、非常にオーソドックスな手法で描かれた作品でした。
日常を題材にすると、平凡な話になってしまい、エンターティナー性を著しく欠落させてしまうことが多いのですが、丹波鈴さんはその圧倒的な筆力で見事に面白い作品へと演出して見せています。
当時の編集サイドでは、非常にできのよいホームドラマであり、心地よい読後感を与えてくれるとの評でした。
当然、イラスト担当の私(M和田)にしても、題材からして描きやすく、扉絵と併せて3枚ほどカットを提供しています。
その後、丹波鈴さんからもう一度ほど寄稿をうけたのですが、それ以後にお会いすることができないため作者のコメントが掲載できません、残念です。
さて、次回は一度この話題から離れますが、その後にはかならずもう一人の「小林はやき」さんについて語りたいと思います。
(上の絵は、『天真爛漫』54号掲載の扉絵です)