2011年11月5日土曜日

斬捨御免と最早是迄

久しぶりに更新します。
ただ今『斬捨御免11号(最終刊)』を鋭意作成中なのですが、ここで当会の会報について少しうんちくを述べます。
当会は平成8年に結成され、翌平成9年に会誌の『天真爛漫』40号を発刊しています。
その後、平成10年頃に年1回の会誌発行だけではなく、随時で会の活動報告を行おうと不定期発行されたのが会報『最早是迄』です。
この会報『最早是迄』1号のルーツは不明で、当会での現存は5号からしかありません。
『最早是迄』は年に3~5冊を発行していき、活発なりし頃の活動報告の主力でした。
しかしその後、平成15年頃より出版活動する会員が減っていき、活動縮小を余儀なくされ、平成16年で一度会報の発行を停止しました。
これにより『最早是迄』は廃刊となり35号まで数えた歴史を終えました。
その後、一時ではありますが活動会員の増加を受けて、再度会報の発行を行おうということで復活発行したのが『斬捨御免』でした。1年に2~3冊のペースで発行して来ましたが、一昨年および昨年にわたり発行の「あり方」を問う論議がおこり、また発行に関して再びリソース不足に陥ってしまいました。
平成23年の総会で廃刊を決定し、11号にて最終刊とし、足かけ7年間の歴史にピリオドを打ちます。
今後については、今のところ白紙です。
会員の方で妙案があれば、是非お聞かせ下さい。
ご意見お待ちしています。
(上は、最早是迄の最終号表紙)

2011年10月10日月曜日

LSTP第4回目、公開間近!

すみません、久しぶりの更新です。
会報である『斬捨御免』で連載中の合作小説「ロスタイムスリーパー(通称LSTP)」の第4回目の製作が順調に進んでいます。
カットはもちろんθ(シータ)さんとM和田の2枚仕立て。
本編は今回より仲路標さんのみによる佳境へのプロローグ!
2012年始に発行予定の『天真爛漫』55号に完結編が掲載の予定。
ドラマは、どのような盛り上がりをみせるのでしょうか・・・
そのLSTP掲載の『斬捨御免』も残すところ次号のみ。
ラストの表紙は、やっぱりあの人が描く?!
11月中旬には会員さんに配布予定です。
乞う御期待ください!
(カットには、『天真爛漫』52号表紙を掲載していましたが、現在は落としています)

2011年9月11日日曜日

斬捨御免11号始動です!

久々の更新で済みません・・・
食欲と芸術の秋になりました。
遂にというか、ようやくというか、斬捨御免11号の製作開始です!
以前の記事でもお知らせしましたが、この号をもって「斬捨御免」は廃刊です。
24年からはOB会が発行するのは「天真爛漫」だけとなります。
その「天真爛漫」もそろそろ55号の準備にかかります。
「斬捨御免」「天真爛漫」ともに原稿を募集しています。
近くの会員への連絡か、本記事への投稿で詳細は問い合わせてください。
(画像はLTSP初回カットを掲載していましたが、現在は落としています)

2011年7月14日木曜日

絵里のお話(10)

絵里のお話も、もう10回目ですが今回は、過去の2作品には明記されていない設定について、作者の紺藤良子さんへの取材からの話をします。
初回作の「不思議の国のEriS」でも、続作の「偉大なる哲学者達は笑顔を絶やさない」でも共通で出てきた設定ですが、教師の大島渚と絵里と同い歳の小椋麻里は「ジャバオック」という劇団に所属しています。両作でも、この二人の同居生活は紹介されており、後続の「偉大なる…」の方ではより複雑な関係になっていました。その「偉大なる…」の第5章で演じられている演目が実は「めぞん一刻」であるという裏設定です。「斬捨御免」連載時の第4回目の表紙を見るとなるほどと気がつきます。小椋麻里が管理人さん役、大島渚は朱美さんを演じています。
渚については、ほんとに趣味で演劇をしているのですが、麻里については将来役者になりたいという夢を持っています。これは作品中でも語られています。
さて、ここでニュースなのですが、実はただ今絵里シリーズの続編が制作されています。
新たなキャラクターも登場し、前作とは趣を異とした作品になる予定です。
発表は「天真爛漫」55号の予定です。
また、この「天真爛漫」55号についても次回更新時にお知らせを掲載します。

2011年6月27日月曜日

斬捨御免11号について

久しぶりの更新です、さぼっていてすみません。
いよいよ「斬捨御免11号」の作成に入ります。
この11号ですが、実は「斬捨御免」としては最終号です。
今年のおーびー会総会での決定事項です。
足かけ5年ほど続いたのですが、役員の諸事情や活動メンバーの低減を受けての処置です。
私的には、さほど寂しくもなく、しかたない決定とは思っていますが、このことを決めた役員の方々の心中はいかがなのでしょう・・・
今後、ミニコミ誌は発刊の予定がありません。
少なくともアクティビティーな役員とやる気のある作家さんが数名そろうまでは、会としては最低限の活動レベルに絞るとの決定です。
当会では、既にではありますが、OB以外の一般会員も受け付けています。
総会への出席義務とかもなく、単に会のイベント参加や投稿だけでもOKの外部会員さんを募集し続けているところですが、残念ながら外部会員の参入は未だ果たせていません。
会員の募集は、今後も地道に続けていきますので、もし興味がある方がおられれば、ブログへの書き込みをお願いします。
また、再開を始めた「斬捨御免」11号についても、乞う御期待ください。
(上の画像は「斬捨御免」創刊号表紙)

2011年5月23日月曜日

LSTPについて(7)

今回の更新もLTSPについてです。
『斬捨御免』最新刊の10号で掲載された「たてのん」さんのカットを前回は紹介したところですが、今回はもう一人のイラスト作者であるM和田のカットを載せます。
今回も意識してメイドネタだったのですが、いまいち「らしく」ないです。
何の絵だかわからないのですが、小説の方では比較的重要なシーンとして描かれています。
このカットの掲載にあたり、『斬捨御免』誌上ではフルカラー版と白黒版があります。
白黒版は、黒がきつすぎて鮮やかではありませんでした。
「当たり」のフルカラー版がお手元に届いていれば、3分の1のラッキーです!?
懲りずに、次号でもまたフルカラーで頑張ろうと思っています。
さてさて、次回更新時には、今後の『斬捨御免』について、ちょっと詳しく述べようと思っています。

2011年5月16日月曜日

LSTPについて(6)

先月末、本会の会報『斬捨御免10号』が発刊しました。
継続連載中のLTSPこと「ロスタイムスリーパー」も、もちろん掲載されています。
連載としては、あと1回を残すのみとなりましたが、今回もなかなかの展開です。
謎が謎よぶ、とてもファンタジックなストーリーです。
メイン著者の仲路さんも冴え渡っており、次号の展開が楽しみです。
さて、今回は本会きっての作家さんである紺藤さんがゲストで参戦しています。
いままでとは、ひと味違った文章運びを堪能できます。
(いつもの「紺藤調」がチラチラと…)
今号のカットは、いつも通りの「たてのん」さんとM和田です。
紹介しているのは、「たてのん」さんのカットです。
毎回毎回の作家泣かせ!
ところが、今回の仲路さんの切り返しも凄い!
ぜひぜひ、ご一読を。
さて、次回はいよいよ『斬捨御免』最終号での掲載です。
お楽しみに!

2011年5月4日水曜日

『斬捨御免』10号発刊しました!

お待たせしました、『斬捨御免』10号が発刊となりました。
最終刊前の号ですが、いつも通りの内容でお送りしています。
震災後の発刊なので、巻頭言を掲載し復興への祈りを載せています。
絶好調なのは「LTSP」こと「ロスタイムスリーパー」の第3回目です。
主著者の仲路さんをはじめ、ゲストに紺藤氏を迎え、ゴキゲンにストーリーが展開しています。
そして表紙は久しぶりのM和田です!
ちょっとずるい手段を使っていますが、カラー表紙が冴えています。
現役さんからの作品も掲載。
いつもの「斬捨御免」をお届けしています。
会員さんでお手元に届いていない方は、OB会のメルアドか近くの役員に声をかけてください。
無料でお届けします。

2011年4月16日土曜日

斬捨御免10号 もうすぐ発刊です

当会の会報である『斬捨御免』の10号がもうすぐ発刊します。
いろんな影響でちょっと遅れましたが、月末ぐらいには会員さんへの発送ができるのかなと考えています。
こう御期待下さい。
(左は9号の表紙です)

2011年3月25日金曜日

絵里のお話(9)

 
更新の期間が空いてすみません。
未曾有の災害が東日本を襲いました。
更新予定の前日の出来事でした。
とても甚大な被害を東北地方に与えました。
被害に遭われた方、今まだ避難生活を送る方々に、私たちは何ができるのでしょうか。
ほんとに微力ですが、募金をしました。
そして、災害でお亡くなりになられた方々の冥福を祈るばかりです。
がんばろう日本、つながろう日本。
・・・・・
さて、前回の予告通り、今回も『偉大なる哲学者達は笑顔を絶やさない~ずっと其処にいたい僕たち』のサブキャラクターを紹介します。
θ(シータ)さんが作画する前に、すでに画像化されたキャラクターが「竹本桐江」以外にもう一名いました。
「大島渚」です。
本編中では理科の教師として登場しますが、彼女の高校時代を描いたスピンオフ作品「星祭り~渚編」が掲載された旧会報『最早是迄』34号の表紙に描かれています。
上がθ(シータ)さんの描く大人の「大島渚」、下がM和田の描く高校生の「大島渚」です。
?・・・そうです、実はM和田が描いたのは後ろ姿のみ。
ちょっとがっかりですか?
「桐江」とちがい、はっきりとしたデザインの差がわかりません。
ですが、どこか雰囲気が似ているような。
そして、このころから宇宙(そら)を見つめて、将来は理科の教師になることをゆめみていたのでしょうか・・・
さて、次回は久しぶりに、あのシリーズの宣伝をします。

2011年3月6日日曜日

絵里のお話(8)

『偉大なる哲学者達は笑顔を絶やさない~ずっと其処にいたい僕たち』に登場する人物は、そのほとんどが連載時にθ(シータ)さんによってキャラデザされています。
例外的なのが「竹本桐江」です。
「桐江」については「最早是迄19号」にてM和田により一度画像化されています。
θ(シータ)さんは、この事を踏まえてデザインしており、比較すると、なるほど似ています。
ただ、制服がことなっていることに気付きますでしょうか。
M和田版ではセーラー服を着ていますが、θ(シータ)さんデザインではブレザーに変更されています。
左上がθ(シータ)さんの「桐江」、その下がM和田版です。
M和田版は、発表時期がちょっと前のため、靴下がルーズです・・・
2枚を重ねてみると、なんとおいしいことに、どちらの「桐江」もガンダムの主人公オープニングポーズです。
さて、次回は実はもう一人ほど、M和田がθ(シータ)が先にデザインしたキャラクターがいます。
『偉大なる・・・』の連載時に影響を及ぼさぬほどの登場だったのですが、たしかに先に登場しています。このキャラデザについて紹介します。

2011年2月24日木曜日

絵里のお話(7)

前回の記事は、『偉大なる哲学者達は笑顔を絶やさない~ずっと其処にいたい僕たち』に携帯電話の描写がないのは「時代考証を無視するのは、確かに難しいが、本編でのアイテムの拠出判定はそれ以外にあります」という文著者の紺堂さんのコメントがあったというところで終わっていますが、今回はその種明かしをします。
当方で記録しているところでは、確かに紺堂さんの『偉大なる・・・』は平成18年が初出です。
原案である『不思議の国のEriS』は平成9年の発表ですので、普通に見れば当に紺堂さんのコメントの前半どおり時代考証を行ったということかと思います。
ところが、なぜ後半打ち消しているのか?
それは、紺堂さんの真の発表日の存在だったのです。
紺堂さんが『偉大なる・・・』を製作したのは平成11年冬~平成12年春にかけて。
その作品を原案者の丸木戸さんに校閲してもらい、コバルト文庫新人賞(現在はノベル大賞)に応募したのが12年の夏です。
残念ながら、一次選考にも残れず惨敗でしたが、丸6年間眠らせた後、斬捨御免を経て天真爛漫での発表につながったのです。
眠れた埋もれた作品をリバイバルさせたため、挿絵との乖離ができたというのが真相でした。
さて、次回は愛すべきサブキャラクターについて話をしていこうと思います。

2011年2月14日月曜日

絵里のお話(6)

以前のブログで、絵里のお話である『偉大なる哲学者達は笑顔を絶やさない~ずっと其処にいたい僕たち』のなかでは「現在の生活で欠かせない或るもの」があり、挿絵と本文がアンバランスになっていると紹介したところです。
今回は、この或るものの答えを話します。
読者の方は、既にお気付きでしょうからズバリ言えば「携帯電話」です。
初出で丸木戸さんが書かれた『不思議の国のEriS』は、平成9年ですから、携帯電話はまだ一部の大人の使う物であり、高校生は専ら「ポケットベル」が主流でした。
本作『偉大なる哲学者達は・・・』においては、平成18年が連載第1回目でしたので、すでに高校生にとっても携帯電話は必需品に近く、物語のなかに登場してもおかしくなかったと思われます。
もちろん、文著者の紺藤さんは「前作を引き継ぐにあたり、時代背景を大きく錯誤することは難しい・・・」というコメントをいただいています。物語が、同じ時間軸上の話であれば、続編は当然時代考証をし、同じ背景を引き継ぐというのは、続編書きの定石です。
最近では、その定石を無視する続編を発表する作家も多いですので、紺藤さんにもその当たり突っ込んで聞いてみましたら「時代考証を無視するのは、確かに難しいが、本編でのアイテムの拠出判定はそれ以外にあります」との回答でした。
・・・これは、いったいどんな謎が?
次回はこの辺りを中心に、話をしていきます。

2011年2月5日土曜日

絵里のお話(5)

2つの「絵里」のお話があるのは、前回紹介済みですが、今回は「哲学者達は笑顔を・・・」の作者である紺堂さん話で、2つの「絵里」の違いにスポットをあてます。
【紺堂】「不思議の国のEriS」の絵里は、飄々としていて、周りのユニークなキャラクター達に流されながらも、心の強い自分を持っている少女でした。独特の世界観と、突出した演出に包まれた絵里は、青春ドラマの主人公と言うよりは、今風のライトノベルの主役といった感じでした。著作された時期を鑑みると、丸木戸さんの感性は時代の最先端をいくものだと、非常に感銘を受けます。これらを引き継ぎ、続編の絵里を描くときに、同じ演出をする技術を持たない私は、絵里の性格をにわかに変更しなければならない必要性に迫られました。そこで舞台を年次替わりに設定し、絵里の心境が変化するという方向を選択することにしました。絵里は、大学進学を控え進路に悩む、いわばどこにでも居る普通の女の子になってもらったのです。これにより、ドラマの世界観は大きく変化しました。ユニークで魅力的なサブキャラクター達は、こぞって皆、悩める人間くさい身近な人物像になっていきます。大人である渚と、大人になる途中の絵里とが、対等に人としてのあり方を語り合うシーンは、まさに「哲学者達」の象徴的な場面なのです。

2011年1月29日土曜日

絵里のお話(4)

『偉大なる哲学者達は笑顔を絶やさない~ずっと其処にいたい僕たち』の主人公は「若槻絵里(わかつき えり)」ですが、彼女が初登場したのは実はずいぶんと前のことです。
遡ること平成9年11月1日発行の「天真爛漫41号」が、彼女の初登場でした。
『その夏休みが始まった時に、アイツは私の側にいなかった・・・不思議の国のEriS』という長編小説が絵里の初出の作品でした。
作者は『偉大なる・・・』の原作者として名を連ねる「丸木戸定男(まるきど さだお)」さんです。
彼の『不思議の国のEriS』は、独特の世界観を持った作品ですが、丸木戸さんの演出は絶妙で、絵里と英里の物語を丁寧にそれでいて優しく描き込んでいます。
挿絵を「倍尾」さんが担当していますが、残念なことにキャラクターの絵柄が全くなく、『不思議の国のEriS』では絵里の表情は文字描写のみでした。
渚や桐江、麻里なども登場し、『偉大なる・・・』の主要登場メンバーほとんどがここからスタートしています。
『偉大なる・・・』は、その文著者である紺堂良子さんが、丸木戸さんの協力を得て作成した『不思議の国のEriS』の正当な続編です。
さて、次回では、この2つの作品の絵里について、掘り下げていきます。
上の絵は、「天真爛漫41号」の表紙です。

2011年1月21日金曜日

絵里のお話(3)

『偉大なる哲学者は笑顔を絶やさない~ずっと其処にいたい僕たち』の主人公は、もちろん若槻絵里(わかつき えり)です。彼女の高校2年生末から3年生初夏にかけての物語です。
ですが、もう一人の・・・影のヒロインは担任教諭の大島渚(おおしま なぎさ)です。
彼女の教師の部分でない私生活を織り交ぜたドラマとなっています。
そして、この渚には、高校時代の物語が存在しています。
『天真爛漫』46号で掲載されている『星祭り~渚編』という短編小説です。
ですが、その物語より以前に登場した物語では、『偉大なる・・・』で描かれた彼女とは少し違ったキャラクターです。
さて、次回の投稿では、いよいよ絵里や渚が初出した物語について、語ります。
上の絵は平成18年8月26日発刊「斬捨御免3号」より。作画はθ(シータ)さんです。

2011年1月17日月曜日

絵里のお話(2)

『偉大なる哲学者達は笑顔を絶やさない~ずっと其処にいたい僕たち』は、平成18年2月11日発行の斬捨御免創刊号より連載がはじまったものです。θ(シータ)さんの挿絵で描かれている主人公の「若槻絵里(わかつき えり)」は当時の服飾によく反応していて、今現在でも通用するデザインが採用されています。ですが、本編では現在の生活で欠かせない或る物が全く描かれていません。実は、これは文著と挿絵の時期がマッチングしていないことを露呈しています。
また、この作品の登場人物は、そのほとんどが再登場です。原案者「丸木戸定男」さんがいることが、この謎解きの鍵です。
ほかにも物語の端々に、挿絵のイメージとは少し違った描写が、いくつかあります。
物語の中のこれらの謎と、作品成立にあたっての背景・裏事情などを、今後引き続きここで紹介していきます。
今回紹介の絵は、連載第1回目の扉絵、θ(シータ)さんの力作です。
一番手前が主人公の「絵里」です。

2011年1月15日土曜日

絵里のお話(1)

『斬捨御免』でこれまで連載された最長の小説は、なんと言っても「偉大なる哲学者達は笑顔を絶やさない~ずっと其処にいたい僕たち」です。これは『斬捨御免』創刊号(平成18年2月18日発行)から同4号(平成18年11月4日発行)にかけて4回ほど連載されたています。
これで完結しなかった物語は、平成19年1月2日発行の『天真爛漫』50号で、これまでの総集編+完結編を載せています。
原稿用紙数は105枚程度、描かれたカットは18枚となり、文芸部OB会史上では最大の作品となりました。
文著は、当会きっての文豪「紺堂良子(こんどう りょうこ)」さんであり、彼女が発表した小説の中でも最長編となっています。
挿絵・扉絵は「θ(しーた)」さんで、彼の小説挿絵でも最大の量を提供しています。
原案は「丸木戸定男(まるきど さだお)」さんで、最近は作品発表はありませんが、そのエンターテイメント性は高い評価を得ています。
この作品については、『斬捨御免』が最も誇るものであり、今後の更新時に、数回に分けて特集を組んで行きたいと考えています。
上は、『天真爛漫』50号に掲載の完結編扉絵です。

2011年1月11日火曜日

会誌『天真爛漫』54号発刊しました!

1月2日、ついに天真爛漫54号を発刊しました。
前の前の記事で、既に内容は告知済みですが、改めて発刊のお知らせです。
新年会に来てくれた会員さんには配布済みですが、こられなかった会員さんには無償で送付しますので、お近くの役員かおーびー会のメルアドまで連絡下さい。
なかなかの逸品ですよ!!