2011年1月29日土曜日

絵里のお話(4)

『偉大なる哲学者達は笑顔を絶やさない~ずっと其処にいたい僕たち』の主人公は「若槻絵里(わかつき えり)」ですが、彼女が初登場したのは実はずいぶんと前のことです。
遡ること平成9年11月1日発行の「天真爛漫41号」が、彼女の初登場でした。
『その夏休みが始まった時に、アイツは私の側にいなかった・・・不思議の国のEriS』という長編小説が絵里の初出の作品でした。
作者は『偉大なる・・・』の原作者として名を連ねる「丸木戸定男(まるきど さだお)」さんです。
彼の『不思議の国のEriS』は、独特の世界観を持った作品ですが、丸木戸さんの演出は絶妙で、絵里と英里の物語を丁寧にそれでいて優しく描き込んでいます。
挿絵を「倍尾」さんが担当していますが、残念なことにキャラクターの絵柄が全くなく、『不思議の国のEriS』では絵里の表情は文字描写のみでした。
渚や桐江、麻里なども登場し、『偉大なる・・・』の主要登場メンバーほとんどがここからスタートしています。
『偉大なる・・・』は、その文著者である紺堂良子さんが、丸木戸さんの協力を得て作成した『不思議の国のEriS』の正当な続編です。
さて、次回では、この2つの作品の絵里について、掘り下げていきます。
上の絵は、「天真爛漫41号」の表紙です。

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