2011年1月17日月曜日

絵里のお話(2)

『偉大なる哲学者達は笑顔を絶やさない~ずっと其処にいたい僕たち』は、平成18年2月11日発行の斬捨御免創刊号より連載がはじまったものです。θ(シータ)さんの挿絵で描かれている主人公の「若槻絵里(わかつき えり)」は当時の服飾によく反応していて、今現在でも通用するデザインが採用されています。ですが、本編では現在の生活で欠かせない或る物が全く描かれていません。実は、これは文著と挿絵の時期がマッチングしていないことを露呈しています。
また、この作品の登場人物は、そのほとんどが再登場です。原案者「丸木戸定男」さんがいることが、この謎解きの鍵です。
ほかにも物語の端々に、挿絵のイメージとは少し違った描写が、いくつかあります。
物語の中のこれらの謎と、作品成立にあたっての背景・裏事情などを、今後引き続きここで紹介していきます。
今回紹介の絵は、連載第1回目の扉絵、θ(シータ)さんの力作です。
一番手前が主人公の「絵里」です。

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