2013年4月8日月曜日

美しきアルルカンの話(8)

さて、今回は作品の質について、少し語ります。
紺堂さんは久しぶりの出品でした。53号依頼ですので、足かけで3年ほど開いています。
これまで多くの作品を掲載されてきた当会きっての主力作家ですが、近年は非常に筆が鈍っていました。今作も、全体像としては意外性のある作品で、絵里物語の世界観を広く知らしめています。でも、私はこれまでに比べ異質、というより文章自体のレベルダウンを感じました。
紺堂さんの作品は、冒頭で印象的なフレーズを使い、映像的な効果を多用した80’sに流行した作風でした。今作については、基本的な小説の書き方をかなり逸脱しており、非常に読みづらい作品になっていたのでは、と感じています。
もちろん、後半は意外な展開で読者を引きつけていきますが、全般的にあきらかに雰囲気の変わった作品に仕上がっています。
このあたりを、連載最終で本人に聞きたいと思っています。
今回のカットの紹介ですが、θ(シータ)さんにしてはミスディティールの挿絵です。
渚の衣装が、作中と大きく異なりますが、どのように違うのかは読んでのお楽しみということで・・・

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