2012年10月25日木曜日

丹波鈴さんと小林はやきさん(3)

この題名の記事で前回は丹波鈴さんについて語りましたが、今回は小林はやきさんについて少し述べます。
小林さんは『天真爛漫54号』にのみ登場している小説書きの作家さんです。
「満ちては欠ける」という読み切りの作品を寄稿してくれています。
この作品が、とにかく凄いです。
当時の編集部も絶賛の作品でした。
当初挿絵を担当する予定だった私(M和田)も、一読目で背筋に寒気が走るほどのインパクトを受けました。
今でもですが、私は本気で小林さんがプロになれると思っています。
ストーリーも良いのですが、なんといってもスザマジすぎる登場人物の場面描写は、読む者を虜にします。
言葉の一つ一つに痺れる程の重みをかけ、無駄なく文章を組み上げている、そんなイメージです。
本当に、へたなラノベ作家よりも上手な作品構成です。
この凄さに当てられた私は、挿絵の担当を固辞しました。
私ごときの絵を入れる作品ではありませんでした。
私が今まで見てきた文芸部の作品の中では、間違いなく一番です、飛び抜けて。
さて、今日の絵は、『天真爛漫55号』に掲載されたジパングさんの「リトライ」という作品に、たてのんさんがつけた挿絵です。
実は、この55号時にも小林さんからの寄稿があったのですが、諸処の事情から、掲載を見送った経過があります。代わって掲載されたのが、「リトライ」というわけです。
さて、もうすぐ『天真爛漫56号』が発刊されます。
まだ原稿の募集中です。
もし投稿していただけるようでしたら、お近くの役員か当会メルアドまで連絡下さい。
寄稿・投稿、お待ちしています!

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