2014年12月29日月曜日

またまた開催! 新年会!

今週末ですが、1月2日恒例の新年会を開催します。
18時から高城駅近くの『とり善』にて。
会費は宴会代とOB会費併せて五千円です。
連絡のいってない会員さん、すみません。
もし、寛大なお心で参加していただけるようでしたら、是非ともよろしくお願いします。
参加の会員様には、最新号の『天真爛漫58号』を配布します。
より詳細な情報をお求めの方は、お近くの役員もしくは本ブログへの書き込みにてご連絡ください。
早々に返信いたします。
それでは皆様、1月2日にお会いしましょう!
(画像は『天真爛漫55号』の表紙です)

2014年12月1日月曜日

聡明なる歌姫の話(11)

すみません、またまた更新が1ヶ月空きました。
さて、ただ今のところ『天真爛漫58号』を鋭意編集中です。
時間的にかなり押しているのですが、1月2日には必ずや発行します。
ところで、58号では絵里シリーズの続編が発表されそうにないとのこと。
編集の都合のようですが、代わりに外伝が掲載されそうだとの情報が入っています。
紺藤さんが全盛期のキレを取り戻していますので、外伝は期待できそうですし、続編はまた楽しみです。
さてさて、相変わらずですが、スタッフさんを募集です。
OB会と銘打ったグループですが、別にどなたでも構いません。
スタッフの主な内容は①会の事務を補助、②会誌『天真爛漫』の編集作業、③同じく会誌『天真爛漫』への投稿、そして④会の新年会をはじめとしたイベントに参加などなど。
もしご希望の方がおられれば、本ブログに反応してください。
会のメルアドを連絡します。

※カットはθ(シータ)さんです。

2014年11月2日日曜日

聡明なる歌姫の話(10)

久しぶりの更新になってしまいました、すみません。
2015年度版の『天真爛漫』ですが、会の内部事情により通常とは異なった編集形式をとることになりました。
そのため58号(2015年度版)で発表予定の『絵里シリーズ』続編については、公開を見送られます。
著者の紺藤さんは既に書き上げているので、新年になりましてから何だかの形で皆様にお届けできればと考えています。
初稿は私も読んでいるのですが、なかなかの展開です。
一月二日には間に合わないのですが、少しでも早く発表の機会を得たいと考えています。
当ブログについても、月に1~2度の更新を目安に頑張ります。
どうぞ今後ともご支援のほどお願い申し上げます。

※カットはθ(シータ)さん、57号より。右が絵里、左が桐江の怒アップ

2014年6月23日月曜日

聡明なる歌姫の話(9)

今回の絵里シリーズ「聡明なる歌姫は戦うことを決意する~私の居場所はここにある」では、前シリーズ「美しきアルルカンは・・・」でほぼ出番のなかった宮沢勇輔が頻出します。前々作の「偉大なる哲学者達は・・・」では準主役級なのですが、彼の登場は絵里を中心とした奇妙な三角関係を作っています。絵里と英里はオリジナル作「不思議の国のErise」では、とても雰囲気のよいカップルでした。この二人の恋愛劇を中心に物語が進んでもおかしくない勢いでした。ところが宮沢の登場はそんな二人の関係に影響を与えます。もちろん、絵里自身の成長の過程で英里との交際のあり方にも疑義が生じてくるのですが、なにせ渚が勇輔の肩を持ちます(詳細は偉大なる哲学者を読んでください)。今作では、絵里と英里の仲はかなり険悪になります。逆に勇輔とは距離を縮めます。ですが彼らの恋愛物語とは違う場所で、辛く切なくハードな物語が展開します。学園と夜の街、この対照的な世界観が「美しきアルルカン」からの定番となっています。著作者の紺藤さんに次回作をたずねたところ、やはり同様な描写法を使うだろうという回答をもらいました。渚が主人公の一人であることは間違いのないドラマです。彼女の暴れぶり、苦悩に注目して見てみると、ちょっと違った読み解きができるかもしれません。
※カットはθ(シータ)さん、天真爛漫57号に掲載された挿絵です。

2014年6月1日日曜日

聡明なる歌姫の話(8)

また月を跨いでの更新です。
今月こそは月2で更新したいですね・・・
さて、今回も引き続き紺藤さんとのインタビュー記事です。
******************
(和田:以降「和」):『聡明なる歌姫は戦うことを決意をする』では、二つの飲み物が頻繁に描かれています。一つはコーヒーですね。
(紺藤:以降「紺」):コーヒーは、この物語のBGMである岸田敏志さんの「きみの朝」の歌詞に出てくる飲み物です。ですのでストーリーの風景として是非描くべきと考えました。
(和):もう一つはワインですね。
(紺):ホントは日本酒を出したかったのですが、佳子が酒をガバガバ飲む感じでは、絵にならないと思い、バブル期に青春を過ごした彼女はやはりワインだなと。
(和):さて、向かう方向が決まった登場人物達ですが、次作ではやはり『受験』が描かれるのでしょうか?
(紺):もちろんです。大学受験を通して、高校生絵里の最後の姿を作りたいです。
(和):またまた、渚先生は大暴れするのでしょうか。
(紺):お約束ですからね、きっと暴れてくれると思いますよ。
******************
今回でインタビュー記事は終了です。
次回より、再び私のレビューで記事を進めていきます。
(※カットはθ(シータ)さん、登場人物「井上紫織」です)

2014年5月11日日曜日

聡明なる歌姫の話(7)

すみません、本当に月一更新ですね・・・
今月は、月末ぐらいにもう一度更新したいです(希望)・・・
さて、今回も引き続き『天真爛漫57号』に掲載の「聡明なる歌姫は戦うことを決意する~私の居場所はそこにある」の著者紺藤さんへのインタビューです。
******************
(和田:以降「和」)さて、今回のストーリーは渚先生が去った後の学園の秋日を描いたものですが、主人公が自分の進む道を見つけ出すといった部分が強調されていたのかなと思いますが・・・
(紺藤:以降「紺」)そうですね、絵里については自分の進むべき道を見つけました。ただし、まだ自分の可能性を測れずに想いだけが先行していますが。
(和)相変わらず絵里の後を追いかける勇輔は対照的存在として描かれているように見えましたが・・・
(紺)いいえ、対照的なのは桐絵と英里です。勇輔もようやく自分の進む道をみつけた一人です。彼は絵里と出会わなければ何も考えない流されたままの青春時代を送ったのかもしれません。それが絵里と出会い、彼女を異性として意識し、同じ空間で過ごしたい大切な存在として認めます。今回では、さらに彼女を追いかけることで絵里の青春が自分の青春であることを見つけたのです。
(和)桐絵と英里が対照的であるというのは、先に目標を見つけ出し、それに向かって惜しげ無く進んでいるからということでしょうか?
(紺)全くその通りです。二人とも迷っていません。絵里は悩みました。勇輔も悩みました。今回新登場の紫織も悩みました。なんと言っても御崎先生は悩みつつけています。渚は、一見吹っ切り役に徹しているように見えますが、まだ迷い「夕闇に立ちつづけ」ています。
(和)前回同様に渚先生がかなり派手に暴れますね。そのシーンではリチャード・クレイダーマンの「渚のアデリーヌ」がモチーフとして扱われていますね
(紺)今回の物語には二つの音が交錯します。一つは渚のテーマソング的に使われている「渚のアデリーヌ」です。物語のリドルとしても使っています。もう一つは、なかなか気が付かない方が多いのではと思いますが岸田敏志さんの「きみの朝」です。章のタイトルにもなっていますね。この曲を聴きながら物語の大半は執筆しています。
******************
さて、次回も同じく紺藤さんと和田の会話で話は綴られます。
こうご期待!
(カットはθシータさんの挿絵です)

2014年4月6日日曜日

聡明なる歌姫の話(6)

すみません、ホント月一更新になってます。
今月は、せめてもう一度はがんばって更新したいです。
さて、先般より著作者の紺藤さんのコメントを載せたいと予告していたところですが、無事にインタビューを行ってまいりました。
今回より計3回にわたり公開していきたいと考えています。
では、第一回はイントロデュースです。
******************
M和田(以降、和):一年ぶりの絵里シリーズ、制作になにか感じたことはありましたか?
紺藤(以降、紺):書き始めたのが例年よりもずいぶん早く、梅雨のころなので六月くらいからですね。とにかく九月には完成させたかったので。
和:どうして早く書き上げたのですか?
紺:まずは某誌の新人賞〆切が十月だったため、重ならないようにしたかったからです。それと、毎度ですがイラストのθ(シータ)さんに短期間で大量の原稿を依頼し、いつも申し訳なくかんじていましたので少しでも早い時期のオーダーを考えてのことです。
和:今回は前回同様、主人公の絵里とは別に、主人降格に御崎先生と渚さんの視点からの物語となっていましたが、どうして同じような形式にしたのでしょう。
紺:渚の話がやはり物語の大きな軸だと考えています。もちろん主人公の絵里の話がメインなのですが、単なる学園ドラマではなくピカレスク要素も入れ込み、エンターテインメントとしての作品作りに傾倒したかったからです。
和:新登場人物に井上紫織が登場します。今後の彼女の活躍はあるのでしょうか?
紺:企業秘密の部分があるので詳しくは教えられませんが、あります。
和:今回が全シリーズのなかで最も長編ではないかと思うのですが。
紺:はい、原稿用紙相当百三十枚くらいいっているので、私が発表した作品の中では最長のものです。1987年―1988年の『積乱雲』が総数で80枚程度なので、遙かに多い枚数です。
******************
さて次回はこの続きを更新します。
こうご期待!
(カットはθ(シータ)氏、本編掲載用カット)

2014年3月17日月曜日

聡明なる歌姫の話(5)

すみません、月一更新になってしまい。
今回は、作者である紺藤さんへのインタビューで記事を構成することを前回予告していたのですが、私の怠慢でインタビューができていません。
かわりに、ちょい手前の記事のネタばらしをします。
11月17日更新分の『天真爛漫57号鋭意編集中!』で紹介したカットですが、お気づきの方はもう気が付いてますよね、本編の表紙絵の一部です。
今回、その表紙絵をフルバージョンで紹介しますが、当時は本の発表前ということで、一部伏せた形での公開をしました。
絵はもちろん、挿絵担当のθ(シータ)さんです。
モデルは主人降格の御崎佳子教諭。
モチーフとなったコーヒーも小道具として描かれています。
いつもどおりの物語を的確に描写したθ(シータ)さんのデザインには感服です。
さてさて、次回こそ紺藤さんのインタビューを載せたいと考えていますが、私の怠慢癖は相変わらずなのでどうなることやら。更新さえも怪しいのですが・・・

2014年2月19日水曜日

聡明なる歌姫の話(4)

久しぶりの更新です。
さて、今回の記事は「聡明なる歌姫は戦うことを決意する~私の居場所は此処にある」のカットについてです。
本作品は丸木戸定男さん著作の「不思議の国のErise」の正当続編を紺藤さんが継承した「絵里シリーズ」の最新作ですが、今作もθ(シータ)さんが担当しています。
前回も書いていますが、本作では絵里に並ぶ主人公格として家庭科教師の御崎佳子が登場します。非常に登場場面も多く、キーパーソン的存在になっています。
前作まで準主人公だった大島渚の立ち位置を、違う形で埋めています。いわば、御崎教諭の成長物語となっています。
プレ版でも掲載されましたパートでは、彼女の入浴シーンがあります。その部分のカットを、なんとθ(シータ)さんが積極的に描いてくれています。(今回のイラストがそうです)
編集側からのリクエストであったとのことですが、今までのθ(シータ)さんからは想像しにくい挑戦的なカットです。今後も、このような作画を期待したい物です。
さて、毎度毎度更新に間が空いてしまい会員の方ほか、皆様にご迷惑をおかけしています。
次回からは、著作者の紺藤さんの話を交えながら、記事をお送りしたいと考えています。

『天真爛漫57号』が発刊しています。
まだお手元に届いていない会員様は連絡をください。無料でお送りします。
ご連絡は、近くの当会役員か公式アドレスまでお願いします。

2014年1月31日金曜日

聡明なる歌姫の話(3)

更新の間隔が開いてしまいました、すみません。
さて、今回の「絵里シリーズ」『聡明なる歌姫は戦う決意をする~私の居場所は此処にある』は、シリーズ4作目であることは常々紹介させてもらっているところです。前作よりも、より群像劇としてのテイストを強めていますが、時系列はきちんと守られています。第1作目『不思議の国のErise』は主人公絵里が高校2年生の夏休みです。2作目『偉大なる哲学者達は笑顔を絶やさない』は3年生の4月です。前作の『美しきアルルカンは宵闇にタンゴを踊る』は3年生の夏です。そして今作は3年生の秋から初冬にかけてが舞台です。この流れからいくと、自作はいよいよセンター試験前後ということになるのでしょうか? 作者の紺藤さんには今後インタビューで聞きたい内容ですね。
(カットはθシータさん)
天真爛漫57号が発刊しています。
お手元に届いていない会員さんは、無料でお手元に届けます。
是非ともご連絡を!

2014年1月4日土曜日

天真爛漫57号発刊しました

あけましておめでとうございます。
今年も1月2日に『天真爛漫57号』発刊しました。
当会の新年会も滞りなく行われました。
その模様については、また後日報告します。
57号の主要コンテンツは、なんと言っても『絵里シリーズ最新作』です。
以前の記事で既に紹介はしていますが、今回のタイトルは『聡明なる歌姫は戦うことを決意する~私の居場所は其処にある』です。紺藤さん渾身の最新作、読み応えたっぷりの作品です。
他にも、イラストが数点と優羽さんの『螺鈿の追走』があります。
非常に濃密な今号となっておりますのでご期待ください。
さて、新年会にみえられた会員さんには『天真爛漫57号』は配布済みですが、その他の会員さんにも無料配布します。
当会メールアドレスへの連絡か、本ブログに書き込みしていただければ送料も当会負担で送付します。非会員さんについても、送料の負担のみでお送りします。
どうぞ連絡のほどお願いします。
(カットは『天真爛漫57号』表紙です)