2014年5月11日日曜日

聡明なる歌姫の話(7)

すみません、本当に月一更新ですね・・・
今月は、月末ぐらいにもう一度更新したいです(希望)・・・
さて、今回も引き続き『天真爛漫57号』に掲載の「聡明なる歌姫は戦うことを決意する~私の居場所はそこにある」の著者紺藤さんへのインタビューです。
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(和田:以降「和」)さて、今回のストーリーは渚先生が去った後の学園の秋日を描いたものですが、主人公が自分の進む道を見つけ出すといった部分が強調されていたのかなと思いますが・・・
(紺藤:以降「紺」)そうですね、絵里については自分の進むべき道を見つけました。ただし、まだ自分の可能性を測れずに想いだけが先行していますが。
(和)相変わらず絵里の後を追いかける勇輔は対照的存在として描かれているように見えましたが・・・
(紺)いいえ、対照的なのは桐絵と英里です。勇輔もようやく自分の進む道をみつけた一人です。彼は絵里と出会わなければ何も考えない流されたままの青春時代を送ったのかもしれません。それが絵里と出会い、彼女を異性として意識し、同じ空間で過ごしたい大切な存在として認めます。今回では、さらに彼女を追いかけることで絵里の青春が自分の青春であることを見つけたのです。
(和)桐絵と英里が対照的であるというのは、先に目標を見つけ出し、それに向かって惜しげ無く進んでいるからということでしょうか?
(紺)全くその通りです。二人とも迷っていません。絵里は悩みました。勇輔も悩みました。今回新登場の紫織も悩みました。なんと言っても御崎先生は悩みつつけています。渚は、一見吹っ切り役に徹しているように見えますが、まだ迷い「夕闇に立ちつづけ」ています。
(和)前回同様に渚先生がかなり派手に暴れますね。そのシーンではリチャード・クレイダーマンの「渚のアデリーヌ」がモチーフとして扱われていますね
(紺)今回の物語には二つの音が交錯します。一つは渚のテーマソング的に使われている「渚のアデリーヌ」です。物語のリドルとしても使っています。もう一つは、なかなか気が付かない方が多いのではと思いますが岸田敏志さんの「きみの朝」です。章のタイトルにもなっていますね。この曲を聴きながら物語の大半は執筆しています。
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さて、次回も同じく紺藤さんと和田の会話で話は綴られます。
こうご期待!
(カットはθシータさんの挿絵です)

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