2023年5月1日月曜日

『いつかのセッション』(4)

 今回は『いつかのセッション』に戻って話をします。

 本作の著者は「紺藤良古」ですが、作中挿絵および扉絵は「ごまドレッシング」に担当してもらっています。このコンビは「平成雲シリーズ」が始まった59号掲載『羊雲』以来、3作目となります。

 本作の扉絵については、編集の過程で「ごまドレッシング」さんの作業を軽減するために私がコンテを起こしています。この手法は前作『まちぶせ』でも行っています。その際に私が渡したコンテが左上段のものとなります。左から「浩子」「淑子」「美雪」と並んだ高校生時代のワンシーンを扉絵にしています。まあ、いつものとおりですが、私のコンテは絵になっていない酷いものなのですが「ごまドレッシング」さんによって素晴らしい扉絵に変化しています(左下段)。

 窓の外はコンテでは「積乱雲」と「飛行機雲」になっていますが、扉絵では「羊雲」になっています。これは「ごまドレッシング」さんが59号『羊雲』をモチーフしたものです。私はと言いますと・・・私の思い描いたイメージについては、今後更新予定の62号掲載『夏の真ん中』で深く語りたいと思います。


 連休中ですので少し間を空けて、次回は連休明けに話を『最後の審判』に戻します。

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