『天真爛漫』59号には、多くの小説が掲載されました。
なかでも紺藤氏は、短編ながらも2編を呈上し、変わらぬ健在ぶりをみせました。
1編は前回まで記事にしてきました『羊雲』です。
今回はもう一編の『漆黒の花輪』(しっこくのかりん)を紹介します。
この作品は紺藤にしては珍しく一人称で描かれており、事件を追う探偵らしき一人の女性に焦点が当てられています。
謎を解いていくもう一人のキーパーソンに「黒ずくめの少女」がでてきます。
この世の者なのか否なのか・・・
二人の会話を中心に、物語は展開します。
ホラーなのかサスペンスなのか。
妖しい展開にあいまった最高のイラストを提供してくれたのは来原です。
現在、当会のトップ2を競うイラストレーターです。
(左のイラストは『漆黒の花輪』に掲載された来原氏の挿絵)
物語の世界を充分に語り尽くしてくれています。
さて、次回はこの物語の中身についてもう少し深く突っ込んでみる予定です。
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