前回の投稿で主要登場人物の「御崎佳子」について少し述べましたが、今回も引き続きです。
話中では、どこか義務的な教師として描かれています。
一方の渚の教師としての姿は、どこか模範的で、頼もしく、キャラが前面にたつ形で描かれています。
タイプとしては対照的ですが、実は物語の後半には同じような苦悩を持ち合わせるようになります。
教師としての「たが」がはずれた渚は、やんちゃで暴れん坊で刹那的な振る舞いに終始し、本来の本能的姿が発現します。
御崎も、口ではお世辞やお弁茶螺を並べますが、見え隠れする本心は、生徒をバカにし自分本位で、同僚すらねたみの対象にする卑しい人間です。
ですが、両者とも最低のギリギリで、教師として、先生として主人公の「若槻絵里」に忠告します。
特に御崎の警告の仕方は、スマートではありませんが、演出からして絵里に危機を知らせています。
残念なことに、御崎は物語前半で活躍が終わります。
ですが登場時には、まさに物語を支えるキーパーソンとなっています。
前半と後半を分けるシーンでの御崎の言葉は、読みごたえ充分です。
さて、今回のカットは前回のθ(シータ)さんのカットの仕上げ版です。
トーンを貼ることで、相当に雰囲気が変わっています。
今回のθ(シータ)さんのカットは、本当に切れています。
さて、本編の掲載されています『天真爛漫56号』ですが、既に多くの方々に配布済みです。
ですが、まだ手にとっておられない会員さんがいましたら、近くの役員か当会へのメールでお知らせ下さい。無料で送付します。
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