2023年7月19日水曜日

『最後の審判』(4)

  再び『天真爛漫62号』に掲載された小説『最後の審判』について話します。

『最後の審判』は、当会随一の作家「紺藤良古」が執筆したもので、作中挿絵と扉絵をθ(シータ)が担当しています。「神楽・弥呼シリーズ」の正当続編です。

 今回も挿絵担当のθ(シータ)さんがラフ絵で登場人物のデザインを寄せてくれています。

左の「神楽」が、そのデザイン画です。

 52号および53号で描かれていた神楽は、設定に基づき女子高生として描かれていました。今号では「大人になった神楽」が登場するためθ(シータ)さんがデザインから起こし直してくれました。

 挿絵やラフ画でもわかるとおり、神楽の基本装束は「巫女服」です。一方の弥呼は基本として「黒い制服」で描かれ、普段着的に修行僧が好む「作務衣」で描かれています。神道と仏教が混在する設定は、舞台である国東半島の「神仏習合」文化を顕しているものと言えるでしょう。

さて、いよいよ次回からは63号について紹介をはじめます!

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