本号には短編小説が2本ほど収められています。
両編とも当会の主力である「紺藤了古」が著作したものです。
挿絵についてはそれぞれ別のイラスト描きさんにお願いしています。
前回までは『蜘蛛の糸-A0』について述べてきました。今回からはもうひとつの短編小説『ゴミ溜めの花束』について数回にわたり語っていきたいと思います。
この作品は「紺藤了古」が長年書き続けている「雲シリーズ」の正当な続編です。59号『羊雲』から62号『夏の真ん中』までの一連の短編のその後を描いた作品で、登場人物は61号『いつかのセッション』で主人公格だった「阿井みゆき」です。彼女の本業での活躍を描いた推理小説となっています。
挿絵は「ごまドレッシング」さんに引き続き描いてもらいました。
上はその扉絵です。
本作では新たなキャラクターも登場します。そして本格推理小説が展開されていきます。
次回は踏み込んだ内容をお話していきます。