2017年12月29日金曜日

「まちぶせ」の話(2)

前回に引き続き『天真爛漫60号』に掲載された「まちぶせ」の話です。
40代後半以上の方なら「まちぶせ」といえば、1981年のヒット曲で石川ひとみさん歌唱のものを思い起こしますよね。
物語で使われているは、まさにこの「まちぶせ」です。
はっきりと「その曲です」とは語られていませんが、登場人物が口ずさむ歌詞を読めば一目瞭然です。(作者の年齢がばれますね・・・)
その歌詞に沿って作者の紺藤が得意とする青春恋愛ドラマが展開されつつ、歌詞の誤りから25年前の真実に気が付くライトミステリー仕立てになっています。
まさに紺藤作品の真骨頂。
そして、それを支えるごまドレのカットが最高です。
本当にすばらしいコンビでの作品掲載です。

このコンビの作品が『天真爛漫61号』にも掲載されます。
『天真爛漫61号』は、例年通り1月2日の新年会で会員さんに配布されます。
ご期待ください。

※カットは『天真爛漫60号』掲載「まちぶせ」より ごまドレッシング画

2017年12月21日木曜日

「まちぶせ」の話し(1)

本当に久しぶりの更新です。
今までサボっていてすみません。
今日から数日間は、短期集中で『天真爛漫60号』に掲載された小説『まちぶせ』についての話をします。
まずは作品のデータですが、文著は当会随一の小説書きである紺藤良古です。
扉絵および挿絵を担当したのは、同じく当会随一のイラスト描きであるごまドレッシングです。
この二人のコンビは2回目で、昨年の59号に掲載した『羊雲』に引き続きです。
舞台は『羊雲』から25年後です。
共通の登場人物は「笠原勇司」のみです。
主人公は「伊達舞姫子」。脇役として「舞姫子の母」が出て来ます。
基本的に舞姫子と母の二人劇ですが、そこにはいない笠原と「瀧沢(笠原)聖子」が話中の人として登場します。
そして、なんといっても『羊雲』の主人公である「村上浩子」もキーキャラクターとして登場します。
ちょっと切ない25年前の話が今に紡がれています。
紺藤が得意とする友情ストーリーが熱く展開されます。
ちょっと余談ですが、劇中では登場しない『羊雲』の名脇役である「阿井美雪」が、ごまドレのカットの中に登場です。さらにこの「阿井美雪」は次回作でも登場・・・

次回は近々に更新します。

※カットは『天真爛漫60号』掲載、小説『羊雲』より抜粋