2017年4月26日水曜日

バタフライ・エフェクト(2)

さて、今回も引き続き「どくだみ」の『バタフライ・エフェクト』について話します。
先般、どくだみと作品について語る機会がありました。
当然ながら『バタフライ・エフェクト』についてもいろいろと話をしました。
卓球を軸に描かれたドラマであり非常に上手に説明と描写ができていると、わたしが解説していた際に、どくだみが面白いことを述べました。
サブキャラクターの宮前と海野のことなのですが、そのまま読むと、まるで「ホモ」のようだ・・・BL小説か?
いえいえ、『バタフライ・エフェクト』は、主人公の竜之介の成長物語です。
ですがこの「どくだみ」の発言はおもしろくて、少し笑ってしまいました。
さてさて、次回はGW中に更新予定です。
『バタフライ・エフェクト』から一度離れて『天真爛漫60号』の表紙を描いた「ごまドレッシング」のインタビューを中心にお送りしたいと考えています。
(絵は『天真爛漫60号』掲載の、たてのんのカット)

2017年4月11日火曜日

バタフライ・エフェクト(1)

すみません、久しぶりの更新です・・・
前回の予告通り『バタフライ・エフェクト』の記事です。
しばらくは間隔を以前通りとして、この作品について語っていきます。

さて、この『バタフライ・エフェクト』ですが、当会の会誌『天真爛漫60号』に掲載された中短編の小説です。
作者は「どくだみ」です。
「どくだみ」は、元々はイラストレーターです。
2~3ヶ月、絵を描くのを止めてしまうと、精神的不衛生がはじまる方です。
これまでも『からあげシリーズ』のかわいいイラストを披露してくれていました。
それが、なにを思ってか一念発起して発表してきたのが『バタフライ・エフェクト』です。
同名作の映画が有名ですが、それとは全くの無関係なスポーツ青春群像劇を展開しています。
驚くことに、非常に巧みな構成と、行き届いた推敲は、物語に小気味よさを与えています。
当会のエースライターである紺藤も「非常に秀逸な作品」と評しています。
別誌に掲載されていた物を、挿絵だけリニューアルして再掲載しています。
同時掲載の紺藤作品にくらべ、長めではありますが、けして中編以上の長さではありません。
もし当会会誌『天真爛漫60号』をお手に取ることがありましたら、是非とも本作をご覧いただきたいところです。
次回からは、作者の「どくだみ」へのインタビューも含め、物語の内容に入っていこうと思います。

※左上絵はθ(シータ)が描く『バタフライ・エフェクト』の扉絵、『天真爛漫60号』より