2011年7月14日木曜日

絵里のお話(10)

絵里のお話も、もう10回目ですが今回は、過去の2作品には明記されていない設定について、作者の紺藤良子さんへの取材からの話をします。
初回作の「不思議の国のEriS」でも、続作の「偉大なる哲学者達は笑顔を絶やさない」でも共通で出てきた設定ですが、教師の大島渚と絵里と同い歳の小椋麻里は「ジャバオック」という劇団に所属しています。両作でも、この二人の同居生活は紹介されており、後続の「偉大なる…」の方ではより複雑な関係になっていました。その「偉大なる…」の第5章で演じられている演目が実は「めぞん一刻」であるという裏設定です。「斬捨御免」連載時の第4回目の表紙を見るとなるほどと気がつきます。小椋麻里が管理人さん役、大島渚は朱美さんを演じています。
渚については、ほんとに趣味で演劇をしているのですが、麻里については将来役者になりたいという夢を持っています。これは作品中でも語られています。
さて、ここでニュースなのですが、実はただ今絵里シリーズの続編が制作されています。
新たなキャラクターも登場し、前作とは趣を異とした作品になる予定です。
発表は「天真爛漫」55号の予定です。
また、この「天真爛漫」55号についても次回更新時にお知らせを掲載します。